【1月2日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)州西部の小島、グランデ島(Ilha Grande)で1日、強い雨によって山の斜面が崩れ、ホテルと民家3棟が大量の土砂に埋まった。

 ホテルは海辺の保養地で新年を迎えようという約40人の宿泊客で満室の状態で、近くの民家も休暇を楽しもうという客に貸し出されていた。

 少なくとも15人が死亡し、数十人が行方不明になっている。犠牲者の国籍は分かっていない。数十人の救助隊員が、土砂や倒木を除去しながら救助活動にあたっているが、生存者がいる可能性は非常に低いという。

 当局の発表によると、この地域で12月30日に降り始めた雨によって、これまでに44人が死亡している。雨は1日に上がったが、当局は土砂崩れが起きれば大惨事になるおそれがあるとして警戒を呼びかけている。(c)AFP