【10月19日 AFP】北太平洋東部ではここ10年ほどで最大規模とされるハリケーン「リック(Rick)」は18日、いくぶん弱まったものの依然として強い勢力を保ったまま、メキシコ南西部の沿岸に向け進んでいる。

 米国立ハリケーンセンター(US National Hurricane CenterNHC)はリックは「非常に危険」であり、進路にあたる地域の人びとに対し警戒するよう呼びかけている。

 NHCによると、リックは20日には進路を北寄りに変え今後24~48時間で勢力を徐々に弱めるとみられている。一方でNHCは、「リックは依然として最大級のカテゴリー5であり、ここ数日はこの勢力を保つだろう」としている。

 メキシコの気象当局者はAFPに対し、リックは21日までにバハカリフォルニア(Baja California)半島の高級リゾート地ロスカボス(Los Cabos)を直撃する見込みだとしながらも、勢力はカテゴリー2にまで弱まる公算が強いとの見方を示している。(c)AFP