【10月3日 AFP】イタリア南部シチリア(Sicily)島の東北部が集中豪雨に見舞われ、洪水や土砂崩れなどが発生し、14人が死亡、10人が行方不明となった。特にメッシーナ(Messina)に被害が集中している。当局が2日明らかにした。

 シチリアの緊急対策当局者によると、負傷者は数百人に達しており、うち10人が重傷だという。

 メッシーナでは接近できなくなっている地域もあり、犠牲者の増加が懸念されている。政府は、同地域に非常事態を宣言した。負傷者はボートなどで海路を使って病院に運ばれている。

 シチリア島のいくつかの地域では3~4時間で220~230ミリという記録的な降水量が観測され、困難な状況になっているという。同島の北西部にあるパレルモ(Palermo)でも、車の中に取り残されるなどの被害が出ている。(c)AFP