【8月17日 AFP】米国で17日早朝、暴風雨を伴う熱帯性低気圧「クローデット(Claudette)」がフロリダ(Florida)州に上陸し、当局は集中豪雨と竜巻への警戒を呼びかけている。今季のハリケーンシーズンで米本土に上陸した熱帯性低気圧はクローデットが初めて。

 クローデットの直撃を受けたフロリダ州パンハンドル(Panhandle)では、洪水への警戒を強め、緊急事態対応チームが16日に活動を開始した。米国海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric AdministrationNOAA)によると、クローデットの風速は約23メートル。現在、フロリダ州とアラバマ(Alabama)州の州境付近をおよそ時速19キロで進んでいる。

 一方、大西洋上では熱帯性低気圧「ビル(Bill)」と「アナ(Anna)」が勢力を強めている。アナは16日午前8時(日本時間午後9時)時点でリーワード諸島(Leeward Islands)の東南東455にあり、時速32キロで西に向かっている。中心付近の風速は約18メートル。17日にも同諸島に上陸するとみられている。また、ビルはハリケーンに成長する可能性が指摘されている。(c)AFP