【7月17日 AFP】フィリピン沖で発生した熱帯性低気圧「モラヴェ(Molave)」は17日、ルソン(Luzon)島の広域に洪水被害をもたらし、首都マニラ(Manila)でも交通がまひするなどの影響がでている。

 グロリア・アロヨ(Gloria Arroyo)大統領は、救急、医療、治安担当部門を除いて、マニラの政府機関を閉鎖すると発表した。このほか、学校や企業、株式市場も休みとなった。

 気象当局によると、モラヴェの勢力は最大風速23.8メートルで、17日夕刻には、マニラ北方500キロにある過疎地域、カラヤン(Calayan)島に上陸する見込みだという。(c)AFP