【5月9日 AFP】米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)北西の海岸沿いで発生した山火事は8日も火の勢いが衰えず、消火活動は難航している。

 夜間の強風により再び火の勢いが増し、沿岸地帯のサンタバーバラ(Santa Barbara)郡の高級住宅地は煙に包まれ、一部に火の手が及んでいる。3万人以上の住民に避難勧告や避難命令が出されたと推定されている。
 
 カリフォルニア州森林火災予防局(California Department of Forestry and Fire Protection)によると、8日には延焼面積は約1416ヘクタールに上った。消防隊2300人、ヘリコプター15機、固定翼機が消火活動を行っているが、鎮火面積は全体の10%にとどまっている。住宅75棟が焼失し、住宅3500棟以上と店舗100軒に焼失の危険があるという。この焼失住宅数には前夜焼失した分は含まれていない。
  
 これまで消防士11人が負傷し、3人がやけどなどで入院した。(c)AFP