【4月8日 AFP】イタリア中部で6日未明(日本時間同日午前)に発生したマグニチュード6.2の地震による死者は、7日夜(日本時間8日午前)までに235人に上り、負傷者は1000人を超えた。また、家を失った人は1万7000人に達しているという。

 震源地の真上となったアブルツォ(Abruzzo)州の州都ラクイラ(L'aquila)では、郊外に大規模な仮設テント村が設置されたが、仮設テントに入れた人はごくわずか。7日、多くの被災者が、依然として余震が続くなか、車の中で2日目の夜を過ごした。カトリック系のボランティア団体が車内の人々に毛布やあたたかい飲み物を配布して歩く光景も見られた。

 シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相は7日、1万4500人を収容する20の避難キャンプを同日中に完成させると明言した。(c)AFP/Gregoire Lemarchand