ジャカルタ近郊でダム決壊、死者多数
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【3月27日 AFP】(一部更新、写真追加)インドネシアの首都ジャカルタ(Jakarta)近郊で27日午前2時(日本時間午前4時)ごろ、豪雨による増水でダムが決壊し、少なくとも52人が死亡、家屋約500棟が損壊・浸水した。
同国保健省によると、前日の数時間にわたる豪雨でジャカルタ近郊CireundeuにあるSitu Gintung湖から水があふれ出し、ダムが決壊したという。
ダムから流れ出た水は濁流となって低地の民家に押し寄せた。ある住民は同国のニュースサイトDetikcomに、「津波に襲われたようだった」と語っている。
近くの大学が避難所となっているが、被災者の半数は依然として屋根の上に取り残され救助を待っているという。
一部の地域では水位が6メートルにまで上昇し、行方不明者もおそらく100人程度いるとみられている。救助活動は難航しており、死者は増える可能性が高い。
テレビの報道では、中流階級の大きな家と人口過密のスラムが入り混じった地域の入り組んだ路地にある浸水した家から、被災者を懸命に救出する人びとの姿が映し出された。
インドネシア電力公社(PLN)は、被災地にある5か所の発電所が浸水したため、同地への電力供給を停止した。
インドネシアでは雨期にあたる10-3月に洪水や土砂崩れが多い。(c)AFP/Arlina Arshad
同国保健省によると、前日の数時間にわたる豪雨でジャカルタ近郊CireundeuにあるSitu Gintung湖から水があふれ出し、ダムが決壊したという。
ダムから流れ出た水は濁流となって低地の民家に押し寄せた。ある住民は同国のニュースサイトDetikcomに、「津波に襲われたようだった」と語っている。
近くの大学が避難所となっているが、被災者の半数は依然として屋根の上に取り残され救助を待っているという。
一部の地域では水位が6メートルにまで上昇し、行方不明者もおそらく100人程度いるとみられている。救助活動は難航しており、死者は増える可能性が高い。
テレビの報道では、中流階級の大きな家と人口過密のスラムが入り混じった地域の入り組んだ路地にある浸水した家から、被災者を懸命に救出する人びとの姿が映し出された。
インドネシア電力公社(PLN)は、被災地にある5か所の発電所が浸水したため、同地への電力供給を停止した。
インドネシアでは雨期にあたる10-3月に洪水や土砂崩れが多い。(c)AFP/Arlina Arshad