【3月24日 AFP】米アラスカ(Alaska)州で23日、リダウト山(Mount Redoubt)が5回目の噴火を起こした。噴煙は高さ1万8200メートルに達し、空の便に影響が出ている。

 噴火は22日夜に始まり、地質学者はかなり大規模な噴火だと話している。アラスカ火山観測局(Alaska Volcano ObservatoryAVO)によると、現在のところ死傷者や家屋に被害の報告はないが、今後数週間は噴火活動が続くとみられる。

 リダウト山の北東160キロに位置する州内で最も人口が多いアンカレジ(Anchorage)では、アラスカ航空(Alaska Airlines)の国際便19便が欠航した。また火山の周辺地域では降灰に備えるよう呼びかけられている。

 リダウト山が前回噴火したのは1989年12月。その後約4か月にわたり断続的な噴火が続いた。(c)AFP