【3月3日 AFP】大雪と寒波に見舞われている米北東部は2日、送電線の切断による停電、交通まひや学校の休校などが相次ぎ、これまでに妊婦1人を含む少なくとも5人が死亡した。

 米国立測候所(National Weather ServiceNWS)によると、30センチ以上の積雪が観測されたのは、コネティカット(Connecticut)、ニューハンプシャー(New Hampshire)、マサチューセッツ(Massachusetts)州などで、寒波はカナダに向かっているという。また、南部の州でも前週末から交通機関に乱れが出ている。

 ボストン(Boston)やニューヨーク(New York)では学校が休校となり、ワシントンD.C.(Washington D.C.)では、授業の開始時間を遅らせる措置がとられた。また、地元ラジオによると、ワシントンD.C.では2万3200戸を超える住宅や事業所で停電し、エイドリアン・フェンティ(Adrian Fenty)市長は1日、大雪による非常事態宣言を出した。

 マサチューセッツ州政府は緊急の任務がない職員に対し、午前中は自宅待機とし、自家用車の使用を控えるよう要請した。(c)AFP/Sebastian Smith