タイのクラブ火災、店内はパニック
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【1月2日 AFP】1日未明にタイ・バンコク(Bangkok)のエカマイ(Ekkamai)地区にある人気ナイトクラブ「サンティカ(Santika)」で火災が発生した時の模様が、生存者の証言で明らかになってきている。
同クラブでは午前零時から1時にかけ大規模な火災が発生し、新年を祝っていた客などのうち約60人が死亡、200人以上が負傷した。
現地の新聞各紙は生存者の話を伝えている。友人3人が亡くなったという男性は、現地紙バンコク・ポスト(Bangkok Post)に、午前零時をまわってから1時間もしないうちに出火したと述べた。この男性によると、新年のカウントダウンの間に客たちに線香花火が配られたが、店内が突然煙に包まれ、すべての照明が消えたという。照明が消えるとすぐに客はパニックになり、『火事だ』という叫び声が上がると状況はさらに悪化したという。
さらにこの男性は、当時店にいた客たちは泣き叫び、天井から落ちる火の粉を髪や服に浴びつつ、互いに押し合ったり踏みつけたりしながら数少ないドアに殺到した、と語った。
警察も生存者らの証言を集めている。警察では火災後の早い段階で、ステージ上にあった花火からカウントダウン直後に出火した可能性を示唆していた。こうした花火や電気系統のショートなども含め、現在も捜査は続いており、出火原因を特定するまでには2週間程度かかるとみている。
警察は、この火災が保険金詐欺である可能性はないと見ている。このクラブは安全面に問題があるとして、2004年から営業許可が下りていなかったが、経営側が行政裁判所に処分差し止めを求めたため、法的処分が定まるまで営業が認められていた。
■多数がまだ病院に
病院で依然、手当てを受けている人も多い。救急隊本部長によると、確認されている最新の数字では死者59人で、病院で治療中の負傷者が86人となっている。また38人は現在も集中治療を受けている。
同本部長によると、死者のうち1人はシンガポール人だったことが確認されている。また負傷が確認されている外国人は41人で、国籍別にオーストラリア、フランス、日本、英国からの旅行者などが含まれているという。外国人のうち21人は現在も病院に収容されている。
同クラブの焼け跡周辺では2日、僧侶に付き添われた遺族など、亡くなった人を悼む人々の姿が見られた。(c)AFP/Anusak Konglang
同クラブでは午前零時から1時にかけ大規模な火災が発生し、新年を祝っていた客などのうち約60人が死亡、200人以上が負傷した。
現地の新聞各紙は生存者の話を伝えている。友人3人が亡くなったという男性は、現地紙バンコク・ポスト(Bangkok Post)に、午前零時をまわってから1時間もしないうちに出火したと述べた。この男性によると、新年のカウントダウンの間に客たちに線香花火が配られたが、店内が突然煙に包まれ、すべての照明が消えたという。照明が消えるとすぐに客はパニックになり、『火事だ』という叫び声が上がると状況はさらに悪化したという。
さらにこの男性は、当時店にいた客たちは泣き叫び、天井から落ちる火の粉を髪や服に浴びつつ、互いに押し合ったり踏みつけたりしながら数少ないドアに殺到した、と語った。
警察も生存者らの証言を集めている。警察では火災後の早い段階で、ステージ上にあった花火からカウントダウン直後に出火した可能性を示唆していた。こうした花火や電気系統のショートなども含め、現在も捜査は続いており、出火原因を特定するまでには2週間程度かかるとみている。
警察は、この火災が保険金詐欺である可能性はないと見ている。このクラブは安全面に問題があるとして、2004年から営業許可が下りていなかったが、経営側が行政裁判所に処分差し止めを求めたため、法的処分が定まるまで営業が認められていた。
■多数がまだ病院に
病院で依然、手当てを受けている人も多い。救急隊本部長によると、確認されている最新の数字では死者59人で、病院で治療中の負傷者が86人となっている。また38人は現在も集中治療を受けている。
同本部長によると、死者のうち1人はシンガポール人だったことが確認されている。また負傷が確認されている外国人は41人で、国籍別にオーストラリア、フランス、日本、英国からの旅行者などが含まれているという。外国人のうち21人は現在も病院に収容されている。
同クラブの焼け跡周辺では2日、僧侶に付き添われた遺族など、亡くなった人を悼む人々の姿が見られた。(c)AFP/Anusak Konglang