【11月5日 AFP】ドイツ・ハノーバー(Hanover)郊外の高速道路を走行中のバスで4日午後8時40分(日本時間5日午前4時40分)ごろ、トイレでの隠れタバコが原因で火災が発生、20人が死亡、12人が負傷した。ドイツで発生した事故としては過去16年で最多の死者数となった。

 警察は、火災がタバコの火の不始末が原因とみている。

 乗客のほとんどは高齢者で、助かったのは全体の3分の1だけだった。異変に気づいた運転手は早急にバスを停車したものの、逃げようとする乗客はパニックに陥ったという。

 トイレから煙が出ているのに気づいた乗客がドアを開けた瞬間に一気に火が吹き出し、またたく間に車内に広がったという。現在、負傷者は重度の火傷などで病院で手当てを受けている。(c)AFP