【9月14日 AFP】数百軒の家屋が倒壊、海外沿いの町では洪水が発生し、数百万世帯が停電するなど大型ハリケーン「アイク(Ike)」による爪跡が生々しく残るテキサス(Texas)州などで13日、救助活動が始まった。

 ヒューストン(Houston)の南、メキシコ湾に面したガルベストン(Galveston)では「アイク」通過から12時間が経過した今も、市内から水が引いていない。住宅は浸水し、窓ガラスが割れ、道路には流された家具が放置され、折れた木の枝などが散乱している。

「アイク」は勢力を弱め、現地時間13日正午に熱帯暴風雨になったが、テキサス州東部では約26メートルの強風と豪雨が猛威を振るい続けた。

 この後、「アイク」は北に進路を変えアーカンソー(Arkansas)州、オクラホマ(Oklahoma)州、ミズーリ(Missouri)州方面に進むと予想されている。

 米当局の発表によると、「アイク」によりテキサス州のガルベストン全域やヒューストンで240万世帯、ルイジアナ(Louisiana)州でも22万世帯が停電した。(c)AFP/Virginie Montet