【9月13日 AFP】大型ハリケーン「アイク(Ike)」は13日未明、米テキサス(Texas)州沿岸部に上陸した。高波が押し寄せる中、当局の避難命令を無視して数万人が屋内に閉じこもっている。

 米国立ハリケーンセンター(National Hurricane Center)は、レーダーのデータや地上観測から、アイクの中心部は米中部時間午前2時10分(日本時間午後4時10分)ごろ、同州沿岸のガルベストン(Galveston)に上陸したとみられると発表した。

 アイクの勢力はカテゴリー2で、最大風速は約49メートル。現在、ヒューストン(Houston)へ向けて進んでいる。

 アイクの上陸により、テキサス州では石油精製施設13か所が閉鎖された。これらの施設は合計で全米第5位となる1日あたり370万バレルの原油を精製する能力を持つ。

 米中部時間12日午後8時(日本時間13日午前10時)前、ガルベストン市全体で停電となり、リダ・アン・トーマス(Lyda Ann Thomas)市長は、同日から15日朝まで、夕暮れから夜明けまでの外出禁止を命じた。(c)AFP/Virginie Montet