【8月27日 AFP】インド東部ビハール(Bihar)州で、モンスーンによる大雨で川が増水し、100万人あまりが洪水被害に見舞われている。同州の災害対策相が26日、明らかにした。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、モンスーンおよび洪水による被害はビハール州内の13地域におよび、被災者は140万人に上るとみられる。

 被災地では、動物の死骸や崩壊した家屋の残がいとともに人間の遺体が流れの速い川面を流れており、現地視察に訪れた州高官は、状況を「大惨事」と表現した。インド軍は、救援活動のため部隊を被災地に派遣した。

 6月から9月にかけてインド各地を襲うモンスーンで、今年これまでに約800人が死亡している。ビハール州でも23日以降、24人が死亡した。州政府報道官は、現在、交通手段が遮断されている多くの地域の被害状況が判明するにつれ、犠牲者の数は増加するとみている。(c)AFP/Imran Khan