【8月22日 AFP】モンスーンによる大雨で22日、インドで最も人口が多いウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州で27人が死亡し、インド災害対策当局の高官によると、6月にモンスーンが発生してからの死者数は700人を超えた。

 ウッタルプラデシュ州の災害対策当局者によると、同州ではこれまでに660人が死亡した。死亡の原因は、大半が自宅の倒壊によるもの。また、北部では落雷によって75人が死亡したという。

 激しい雨によって堤防とダムが崩れやすくなっており、洪水対策に取り組む政府高官にとっては、ますます不安材料が増えている。ウッタルプラデシュ州西部では今週前半、Erapul Thodandhダムが約460メートルにわたって決壊し、2つの村が取り残された。

 インドでは、6-9月のモンスーンで毎年数百人が死亡し、数百万人が避難民となっている。(c)AFP