【8月18日 AFP】大西洋で発生した熱帯性低気圧「フェイ(Fay)」は17日、最大風速24メートルに発達し、これまでにドミニカ共和国やハイチで5人が死亡、1人が行方不明となっている。18日にも上陸が予想される米フロリダ(Florida)州は非常事態を宣言、観光客に避難命令を発令した。

 フロリダ州マイアミ(Miami)の米国立ハリケーンセンター(National Hurricane Center)によると、フェイは数時間以内にも最大風速33メートルあまりのハリケーンに発達し、キューバ、ジャマイカ、ケイマン諸島(英領)などに暴風雨をもたらした後、18日にはフロリダ南端および西岸に上陸する見込み。

 これを受け、州内南部の人気リゾート地キー諸島(Keys)に滞在する観光客に避難命令が、住民にはハリケーン対策を取るよう勧告が出された。

 17日午後9時(GMT)現在、フェイはハバナ南西335キロ、フロリダ州南西のキーウェスト(Key West)から435キロの地点を時速24キロで西北西に進んでいる。(c)AFP