【7月22日 AFP】米国立ハリケーンセンター(US National Hurricane Center)は21日(日本時間22日朝)、現在、メキシコ湾(Gulf of Mexico)上にある熱帯低気圧「ドリー(Dolly)」が、今後、勢力を増しハリケーンに発達する可能性があると発表した。「ドリー」は、36時間以内にも米国とメキシコの国境付近に上陸の恐れがあるという。これを受け、メキシコおよびテキサス州政府は、同沿岸地域にハリケーン警報を発令した。

 メキシコ・ユカタン半島(Yucatan Peninsula)で発生した「ドリー」の勢力は日本時間22日朝の時点で風速約25メートル。中心はユカタン半島の北約220キロにあり、時速30キロで西北西に進んでいる。ドリーはユカタン半島北部で50-100mm、所により150mmの雨を降らせるとみられている。(c)AFP