【7月12日 AFP】米カリフォルニア(California)州各地で続く山火事で11日、初の焼死者が出た。一方、消防隊は州内数百か所で懸命の消火活動を続けている。

 当局によると焼死者は、同州サクラメント(Sacramento)北方144キロにあるビュート(Butte)郡パラダイス(Paradise)近郊のコンカウ(Concow)の、火事で全焼した家屋で発見された。

 米連邦緊急事態管理局(Federal Emergency Management AgencyFEMA)は記者会見で、大規模な火災の消火活動で消防隊は「疲弊している」と述べた。その後同州のアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)知事は、州兵2000人の追加派遣を指示した。

 カリフォルニア州では前月20日に落雷が原因で発生した山火事が各地に燃え広がっており、これまでに30万4700へクタールが焼失し、同州で発生した山火事の延焼面積として過去最大を記録した。しかし、被害を受けた家屋は比較的少なく、100棟程度となっている。(c)AFP