【6月29日 AFP】フィリピン中部シブヤン(Sibuyan)島沖で21日、850人以上を乗せた大型フェリー「プリンセス・オブ・ザ・スターズ(Princess of the Stars)」(2万4000トン)が台風6号(フンシェン、Fengshen)による高波を受けて転覆した事故で、フィリピン政府は27日、フェリーが大量の殺虫剤を積んでいた事実が発覚したため、遺体回収作業を中断して潜水救助隊を引き上げた。

 フランシスコ・デュッケ(Francisco Duque)保健相によると、ダイバーらは予防措置として健康診断を受ける。ダイバーらの健康状態への影響は、現在調査中だという。(c)AFP