【6月10日 AFP】米東部を襲っている熱波によりニューヨーク(New York)では9日、気温が32.2度を超え、3日連続の真夏日となった。気温は正午までに36.1度に達し、予報では1933年に観測された36.7度を上回る記録的な暑さとなる見込み。

 気温と湿度を組み合わせた快適さをあらわす「熱指数」は、午後には41.7度まで上昇した。

 地元ニュース専門局NY1によると、約3000人の市民が熱波を逃れ、市当局が40か所に設置した避難所に避難したほか、海岸に向かう人出は約60万人に上った。

 また市内の数千世帯が停電し、当局では被害拡大を防ぐため市民に対し、留守中はエアコンの電源を切ったりブラインドを閉めたりして節電するよう注意を呼び掛けた。

 米気象局(National Weather Service)の発表では、米東部を熱波が襲ったのは2006年8月以来となる。(c)AFP