加州でM7.8の大地震なら、死者1800人と損失20兆円を試算 米科学者グループ
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【5月25日 AFP】米科学者グループは22日、仮にカリフォルニア(California)州南部でマグニチュード7.8規模の地震が発生した場合、死者1800人、負傷者5万人、経済的損失2000億ドル(約20兆7000億円)が予想されるとの研究結果を下院公聴会で報告した。
5万人以上の死者を出した四川大地震に近い規模の地震がカリフォルニアで発生した場合を想定した「シェイクアウト(Shakeout)」と呼ばれる仮想シナリオで科学者チームは被害を試算した。
シナリオは全米で最大の人口を抱えるカリフォルニア州を縦断するサンアンドレアス(San Andreas)断層上の同州南部を震源と仮定した。
米地質調査所(US Geological Survey、USGS)のデビッド・アップルゲート(David Applegate)氏は公聴会で、「これは最悪のシナリオではない。十分現実となる信ぴょう性がある」と述べた。
断層から約24キロ以内の補強のない石造建造物は全壊し、建物60万棟以上が何らかの被害を受け、数千人が住む家や職を失うという。
地質調査所によると、科学者や専門家300人以上が参加したこの研究の成果は、11月にカリフォルニア州で実施される大地震を想定した詳細な対策訓練の基本資料として活用されるという。(c)AFP
5万人以上の死者を出した四川大地震に近い規模の地震がカリフォルニアで発生した場合を想定した「シェイクアウト(Shakeout)」と呼ばれる仮想シナリオで科学者チームは被害を試算した。
シナリオは全米で最大の人口を抱えるカリフォルニア州を縦断するサンアンドレアス(San Andreas)断層上の同州南部を震源と仮定した。
米地質調査所(US Geological Survey、USGS)のデビッド・アップルゲート(David Applegate)氏は公聴会で、「これは最悪のシナリオではない。十分現実となる信ぴょう性がある」と述べた。
断層から約24キロ以内の補強のない石造建造物は全壊し、建物60万棟以上が何らかの被害を受け、数千人が住む家や職を失うという。
地質調査所によると、科学者や専門家300人以上が参加したこの研究の成果は、11月にカリフォルニア州で実施される大地震を想定した詳細な対策訓練の基本資料として活用されるという。(c)AFP