【5月15日 AFP】(写真追加)サイクロン「ナルギス(Nargis)」が直撃したミャンマーでの救援活動を行おうとしている支援団体は14日、同国軍事政権が入国を許可する望みが薄れていることから、被災者救援のため新たな方法をとりはじめた。

 救援に必要な輸送ヘリコプターや軍用品もない支援団体は、ボートを雇い、タイ国境などはるか遠方から増水した川を使って被災地に支援物資を運んでいる。

 海外の支援専門家は、サイクロン発生から約2週間が過ぎた現在もミャンマーへの入国ビザを待っているが発給のめどは立っておらず、一部の団体はミャンマー国民が自分たちで活動を行えるようタイでの集中訓練も検討している。(c)AFP/Elizabeth Gibson