ミャンマー、5000平方キロメートルが水面下に 国連発表
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【5月8日 AFP】国連(UN)の緊急援助調整官室(Office for the Coordination of Humanitarian Affairs、OCHA)の報道官は8日、大型サイクロン「ナルギス(Nargis)」に襲われたミャンマーの地域では5000平方キロメートルが水に漬かり、100万人以上が緊急支援を必要としていると発表した。
最悪の被害を出した低地のエーヤワディー川デルタ(Ayeyarwaddy Delta)では船の多くがサイクロンで破壊され、ボートが足りない状態が続いている。
米仏政府はすでに緊急物資を運ぶための船を準備し、ミャンマー軍事政権からの許可を待っているが、軍政は外部からの援助を拒む姿勢をみせている。一方、イタリア南部の空港には国連の航空機がヤンゴン(Yangon)に飛べるよう待機し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)もミャンマーの国境付近に22トンの救援物資を準備しミャンマー政府の許可を待っている。(c)AFP