【4月4日 AFP】日中に首都直下地震が発生し、約200万人が徒歩で帰宅すると、道路が満員電並みの混雑となる。政府の中央防災会議(Central Disaster Prevention Council)は2日、このような調査結果を発表した。

 この場合、1平方メートルに6人が詰め込まれ、3時間以上も立ち往生する状態になる予測だ。歩く時間も通常より大幅に増加。例えば、丸の内から埼玉県・和光市までの20キロの道のりを歩くのに、通常の3倍の15時間かかるという。

 世界の大規模地震の20%が、4枚のプレートの衝突部にある日本で発生している。2006年に政府が発表した調査では、東京でマグニチュード7.3の地震が発生すると、4700人が死亡、建物44万棟が損壊するほか、数千人がエレベーター内に取り残されると予想されている。

 1923年に発生した関東大震災では14万2807人が犠牲となった。(c)AFP