イージス艦衝突、漁船乗組員2人行方不明
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【2月19日 AFP】19日早朝、千葉県南房総市の野島崎沖約40キロの海上で、海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご(Atago)」と漁船が衝突した事故で、現場周辺海域では行方不明となっている親子2人の現在も捜索が続けられている。
事故を受け、防衛省、海上自衛隊幹部が相次いで記者会見を開き、陳謝した。今回の事故は相次ぐ防衛省の不祥事で福田内閣のイメージが損なわれるなかで発生した。
テレビは海中に半分沈んだ白い漁船の船体周辺で、ダイバーが乗組員の親子2人の捜索を行う模様を伝えた。衝突事故で漁船の船体は2つに割れ、船尾は船首から離れ赤い船底を見せて海面に浮いている。
NHKによると、漁船は千葉県勝浦市の新勝浦市漁業協同組合に所属するマグロはえ縄漁船「清徳丸」で、同市川津の吉清治夫(Haruo Kichisei)さん(58)と哲大(Tetsuhiro)さん(23)の親子2人が乗っていた。同漁協によれば船主の治夫さんは、漁業暦30年以上のベテランだった。
「あたご」は、米ハワイ(Hawaii)州での任務を終えて、所属する横須賀基地に帰港する途中だった。全長165メートルの「あたご」に対して、「清徳丸」の全長はその10分の1以下だった。
現地海上保安当局によると、現場周辺では海上保安本部と海上自衛隊が航空機や巡視船を出して、空と海から捜索を続けている。
事故を受け福田康夫(Yasuo Fukuda)首相は、緊急に関係閣僚会議を開き、石破茂(Shigeru Ishiba)防衛相らが出席した。福田首相は事故について「遺憾なことだ」と述べた。
石破防衛相は、記者団に「捜索、救助に全力を挙げている」と述べるとともに、同相への連絡が事故発生から約1時間半後だったことを明らかにし、「とりあえずの一報はもっと早くに大臣に入るべきだったと思う」と連絡の遅れを認めた。
海上自衛隊トップの吉川栄治海上幕僚長は、「このような事故を起こし、誠に遺憾であり、国民の皆様に深くおわび申し上げる。漁船乗員の捜索に全力を尽くす」との声明を発表した。(c)AFP
事故を受け、防衛省、海上自衛隊幹部が相次いで記者会見を開き、陳謝した。今回の事故は相次ぐ防衛省の不祥事で福田内閣のイメージが損なわれるなかで発生した。
テレビは海中に半分沈んだ白い漁船の船体周辺で、ダイバーが乗組員の親子2人の捜索を行う模様を伝えた。衝突事故で漁船の船体は2つに割れ、船尾は船首から離れ赤い船底を見せて海面に浮いている。
NHKによると、漁船は千葉県勝浦市の新勝浦市漁業協同組合に所属するマグロはえ縄漁船「清徳丸」で、同市川津の吉清治夫(Haruo Kichisei)さん(58)と哲大(Tetsuhiro)さん(23)の親子2人が乗っていた。同漁協によれば船主の治夫さんは、漁業暦30年以上のベテランだった。
「あたご」は、米ハワイ(Hawaii)州での任務を終えて、所属する横須賀基地に帰港する途中だった。全長165メートルの「あたご」に対して、「清徳丸」の全長はその10分の1以下だった。
現地海上保安当局によると、現場周辺では海上保安本部と海上自衛隊が航空機や巡視船を出して、空と海から捜索を続けている。
事故を受け福田康夫(Yasuo Fukuda)首相は、緊急に関係閣僚会議を開き、石破茂(Shigeru Ishiba)防衛相らが出席した。福田首相は事故について「遺憾なことだ」と述べた。
石破防衛相は、記者団に「捜索、救助に全力を挙げている」と述べるとともに、同相への連絡が事故発生から約1時間半後だったことを明らかにし、「とりあえずの一報はもっと早くに大臣に入るべきだったと思う」と連絡の遅れを認めた。
海上自衛隊トップの吉川栄治海上幕僚長は、「このような事故を起こし、誠に遺憾であり、国民の皆様に深くおわび申し上げる。漁船乗員の捜索に全力を尽くす」との声明を発表した。(c)AFP