【12月13日 AFP】カリブ海を襲った熱帯低気圧「Olga」のため、沿岸諸国では大雨による大規模な洪水や地滑りが発生し、地元当局が12日に明らかにしたところによると、少なくとも14人が死亡した。

 ドミニカ共和国では、北部の都市サンティアゴ(Santiago)で、洪水と増水したダムの放水によって少なくとも11人が死亡。被害家屋は約5000棟に達したとみられ、3万4500人が避難した。

 ドミニカ共和国と同じ島内にある隣国ハイチ共和国では、少なくとも2人が死亡。プエルトリコでは、地滑りによって男性1人が死亡した。

 12日午後現在、Olgaの勢力は弱まってきているという。(c)AFP