バングラデシュ、サイクロン被災者に各国から援助の手
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【11月24日 AFP】サイクロン「シドル(Sidr)」に見舞われたバングラデシュで救援活動にあたる米海軍は24日、数千人の被災者に対し緊急に必要な飲料水の空輸を開始した。
今月15日に上陸したサイクロンでは3400人以上が死亡し、数十万人が家を失った。
バングラデシュ食糧・災害対策省によると各国や団体からの援助の申し出が続いており、総額4億7000万ドル(約509億円)相当に上るという。
同国南部沖に停泊する米海軍の艦船キアサージ(USS Kearsarge)の乗員は、負傷者の医療輸送や最も被害の大きい地域への飲料水の輸送を開始したと米大使館が発表した。
ワシントンD.C.(Washington D.C.)の海軍報道官によると、さらに米海軍艦船2隻、エセックス(Essex)とタラワ(Tarawa)が到着予定だという。両船はキアサージと同様ヘリコプターを搭載、医療チームが乗船しており外科手術設備がある。
救援隊によると、最大の問題はきれいな飲料水の欠如で、水から感染する伝染病のまん延が懸念されている。被害が最も大きかった沿岸地域では、飲料水として用いられている表層水に塩水が混入し、深刻な事態となっている。
インド政府からの救援物資が首都ダッカ(Dhaka)に届き始めた。簡易食糧やろ過器、テント、医療品などを乗せた輸送機2機がすでに到着し、もう1機が24日にも到着する。国営BSS通信社が報じた。
治安部隊によるとパキスタン軍医療チーム75人と医療品・設備15トンも到着、野外病院を設立する。
オックスファム(Oxfam)など英国の慈善団体13団体によるテレビでの呼びかけで100万ポンド(約2億2000万円)の救援金が集まった。(c)AFP/Helen Rowe
今月15日に上陸したサイクロンでは3400人以上が死亡し、数十万人が家を失った。
バングラデシュ食糧・災害対策省によると各国や団体からの援助の申し出が続いており、総額4億7000万ドル(約509億円)相当に上るという。
同国南部沖に停泊する米海軍の艦船キアサージ(USS Kearsarge)の乗員は、負傷者の医療輸送や最も被害の大きい地域への飲料水の輸送を開始したと米大使館が発表した。
ワシントンD.C.(Washington D.C.)の海軍報道官によると、さらに米海軍艦船2隻、エセックス(Essex)とタラワ(Tarawa)が到着予定だという。両船はキアサージと同様ヘリコプターを搭載、医療チームが乗船しており外科手術設備がある。
救援隊によると、最大の問題はきれいな飲料水の欠如で、水から感染する伝染病のまん延が懸念されている。被害が最も大きかった沿岸地域では、飲料水として用いられている表層水に塩水が混入し、深刻な事態となっている。
インド政府からの救援物資が首都ダッカ(Dhaka)に届き始めた。簡易食糧やろ過器、テント、医療品などを乗せた輸送機2機がすでに到着し、もう1機が24日にも到着する。国営BSS通信社が報じた。
治安部隊によるとパキスタン軍医療チーム75人と医療品・設備15トンも到着、野外病院を設立する。
オックスファム(Oxfam)など英国の慈善団体13団体によるテレビでの呼びかけで100万ポンド(約2億2000万円)の救援金が集まった。(c)AFP/Helen Rowe