【9月20日 AFP】豪雨が続いた東北地方では、1人が死亡、3人が行方不明となった。総務省消防庁などが19日、発表した。

 大雨は、19日に中国・上海(Shanghai)付近に上陸した台風12号の影響で発生しており、農林水産省によると東北地方では、数千人が避難を余儀なくされ、水田や果樹園が深刻な被害を受けた。

 秋田(Akita)県では、18日に87歳の男性が避難所で死亡。死因は心臓発作とみられており、また17日には、増水した川に流された可能性が高いとみられる2人の行方不明者が秋田県と岩手(Iwate)県で報告されている。岩手県では18日、新たに男性1人の行方がわからなくなっている。

 秋田県では、少なくとも1万3000人に避難指示および避難勧告が出された。

 雨は19日までにその勢力を弱めたものの、農地などへの深刻な被害が懸念されている。(c)AFP