【9月13日 AFP】インドネシアのスマトラ島(Sumatra island)南部沖で12日発生したマグニチュード8.4の地震で、インドネシア当局は13日、少なくとも6人の死亡を確認したと発表した。被災地では通信網が遮断され情報収集が難航しており、被害者の数は今後増える恐れが高い。

 インドネシア保健省災害センターによると、ブンクル(Bengkulu)で5人、パダン(Padang)で1人が死亡。両市で少なくとも38人が負傷し、病院で手当てを受けているとしている。

 12日の地震で最も大きな被害を受けたとみられる北ブンクル(North Bengkulu)など同国西海岸では強い余震が続き、津波警報がたびたび発令されるなど緊張が続いている。13日朝にはマグニチュード7.7の余震が発生、人々がパニックに陥った。現地の病院は、患者らを屋外のテントに避難させ、治療を続けている。(c)AFP