ギリシャの山火事、放火容疑者をテロ容疑でも捜査開始
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【8月28日 AFP】(写真追加)ギリシャ南部のペロポネソス半島(Peloponnese peninsula)を中心に発生した山火事で、発生から4日目の27日、当局は7人を放火容疑で正式に逮捕した。これまでに少なくとも63人が死亡し、うちペロポネソス半島で59人が死亡した。国外からの消火活動支援も活発化している。
飛行機とヘリコプターを投入して大規模な消火活動が行われているものの、強風にあおられた山火事は、乾燥したペロポネソス半島とエビア島(Evia island)の森林を焼き尽くした。ペロポネソス半島では27の村で住民が避難を余儀なくされている。
当局はこれまでに7人を意図的な放火の容疑で逮捕し、対テロリスト担当の検察官は今回の山火事の原因について予備捜査を開始したと発表した。このほかに、7月以降ギリシャで起きた一連の火災に関連する容疑で26人を逮捕したと発表。
また、公共秩序省は26日、放火犯の逮捕に最高100万ユーロ(約1億5700万円)の懸賞金を出すと発表している。
一方、消火活動には地元の消防士800人、兵士800人が投入されているが、国外からの消火支援も本格化している。フランスは、消火用航空機4機、消防士62人を派遣。イタリアからは飛行機2機が到着した。また、イスラエルは消防士55人とヘリコプター3機、トルコも消火用航空機1機を派遣した。
欧州連合(EU)によると、EU加盟国への緊急援助活動としては過去最大規模になるという。(c)AFP/Guy Jackson
飛行機とヘリコプターを投入して大規模な消火活動が行われているものの、強風にあおられた山火事は、乾燥したペロポネソス半島とエビア島(Evia island)の森林を焼き尽くした。ペロポネソス半島では27の村で住民が避難を余儀なくされている。
当局はこれまでに7人を意図的な放火の容疑で逮捕し、対テロリスト担当の検察官は今回の山火事の原因について予備捜査を開始したと発表した。このほかに、7月以降ギリシャで起きた一連の火災に関連する容疑で26人を逮捕したと発表。
また、公共秩序省は26日、放火犯の逮捕に最高100万ユーロ(約1億5700万円)の懸賞金を出すと発表している。
一方、消火活動には地元の消防士800人、兵士800人が投入されているが、国外からの消火支援も本格化している。フランスは、消火用航空機4機、消防士62人を派遣。イタリアからは飛行機2機が到着した。また、イスラエルは消防士55人とヘリコプター3機、トルコも消火用航空機1機を派遣した。
欧州連合(EU)によると、EU加盟国への緊急援助活動としては過去最大規模になるという。(c)AFP/Guy Jackson