【8月19日 AFP】中国では、東海岸を襲った竜巻と南部に上陸した台風8号(セーパット、Sepat)の影響で、少なくとも13人が死亡した。国営新華社通信(Xinhua News Agency )が19日、伝えた。

 18日に浙江(Zhejiang)省を通過した竜巻による被害は幅800メートルに及び、同省温州(Wenzhou)を中心に住宅156件が損壊した。これにより、11人が死亡、重傷6人を含む60人以上が負傷した。

 一方、南部福建(Fujian)省では、夜半に上陸した台風8号の影響で発生した洪水と土砂崩れにより、2人が死亡、1人が行方不明になっている。台風8号の勢力は時速119キロ。

 新華社通信は地元洪水対策当局の話として、台風8号の影響で道路が冠水、住宅の屋根が飛ばされ、樹木や看板がなぎ倒されたと報じた。

 一方、18日に台風8号が上陸し、24人の負傷者が出た台湾では、被災後の処理が進められている。

 台湾中央気象局(Central Weather Bureau)によると、台風8号は猛烈な暴風雨をもたらし土砂崩れを誘発、樹木は引き抜かれ、島中の交通が麻痺したという。(c)AFP