英国の大洪水、今後も被害拡大のおそれ
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【7月26日 AFP】英国を襲った過去60年で最大規模の大洪水により多くの市民が避難生活を余儀なくされ、停電や飲料水不足の懸念が続く中、英国南部では25日、さらなる洪水被害の拡大が見込まれている。
テムズ川(Thames)に流れ込む支流が大学都市オックスフォード(Oxford)を一夜にして飲み込み、約250戸の住民が付近のサッカー場に設けられた避難所に避難。同地では変電所の浸水が懸念されていたが、警察当局は「局地的な停電は発生しているものの、広範囲にわたる停電は発生しない」との見方を示している。
テムズ川の水位は今後48時間以内で最高に達すると見られるため、ロンドンへの通勤者が多く暮らすレディング(Reading)、英国王室の居城があることで知られるウィンザー(Windsor)、毎年開催されるレガッタ大会で有名なヘンリー・オン・テムズ(Henley-on-Thames)をはじめとするテムズ川周辺地域は警戒が必要な状態となっている。
気象予報士らによれば、国内ではさらなる降雨が見込まれており、川の水位はさらに上昇する可能性がある。
一方、セバーン川(Severn)の氾濫被害を受けたグロスターシャー(Gloucestershire)州では、川の水位はすでに最高に達したとみられ、水位の低下が始まっている地域もある。だが、少なくとも向こう2週間は水道水の供給が断たれたままとの見通しも示されている。
同州議会は25日、川や下水からあふれ出した水の影響で健康被害が懸念され、14万戸の35万人以上に対する緊急対策を講じたと発表した。(c)AFP/Katherine Haddon
テムズ川(Thames)に流れ込む支流が大学都市オックスフォード(Oxford)を一夜にして飲み込み、約250戸の住民が付近のサッカー場に設けられた避難所に避難。同地では変電所の浸水が懸念されていたが、警察当局は「局地的な停電は発生しているものの、広範囲にわたる停電は発生しない」との見方を示している。
テムズ川の水位は今後48時間以内で最高に達すると見られるため、ロンドンへの通勤者が多く暮らすレディング(Reading)、英国王室の居城があることで知られるウィンザー(Windsor)、毎年開催されるレガッタ大会で有名なヘンリー・オン・テムズ(Henley-on-Thames)をはじめとするテムズ川周辺地域は警戒が必要な状態となっている。
気象予報士らによれば、国内ではさらなる降雨が見込まれており、川の水位はさらに上昇する可能性がある。
一方、セバーン川(Severn)の氾濫被害を受けたグロスターシャー(Gloucestershire)州では、川の水位はすでに最高に達したとみられ、水位の低下が始まっている地域もある。だが、少なくとも向こう2週間は水道水の供給が断たれたままとの見通しも示されている。
同州議会は25日、川や下水からあふれ出した水の影響で健康被害が懸念され、14万戸の35万人以上に対する緊急対策を講じたと発表した。(c)AFP/Katherine Haddon