【7月9日 AFP】新華社通信(Xinhua)は8日、前週に中国各地を襲った豪雨による死者・行方不明者は少なくとも68人に上ると伝えた。死者の多くは南西部の長江(Yangtze)流域および支流域で発生した洪水によるものとしている。

 四川省(Sichuan)では集中豪雨により洪水が発生し、26人が死亡、17人が行方不明となった。住宅2万棟が損壊したほか、道路や電力が寸断され、43市町村で32万人が避難した。

 また、北部陝西省(Shaanxi)でも豪雨により5人が死亡。安徽省(Anhui)では、淮河(Huaihe)が警戒水位を上回り、当局が堤防の補強や付近の貯水池・湖への水の誘導などを行っている。

 これに先立つ2日、中国の防災当局は2007年に入ってからの洪水、地すべり、暴風雨などによる死者数を233人と発表していた。(c)AFP