【7月2日 AFP】つよい季節風(モンスーン)をともなう豪雨が6月30日、インドの首都ムンバイ(Mumbai)を襲い、空の便に影響が出たほか、各地で冠水などの被害が出た。

 ムンバイを中心に広がる郊外地区に住む1500万人の住民に、市当局は雨がやむまで外出を控えるよう呼びかけた。 

 豪雨の影響でムンバイの空港を利用する国際便と国内便が運行を中止、1日数百万人の乗客が利用するムンバイの鉄道網も線路の冠水などにより列車運行に大きな影響が出た。

 ムンバイでは24時間で243ミリメートルの降雨があり、ムンバイ発着の長距離列車も数本が運行を取りやめた。

 「豪雨で視界が悪くなったため、空の便の運行を取りやめた」と航空管制当局がAFPに明らかにした。

 車の流れも豪雨により大きな影響を受けた。

 ムンバイ各地では、多くの人々が膝まで水につかって道路を歩く姿が見られた。これまでのところ豪雨による負傷者は報告されていない。(c)AFP