【9月22日 AFP】英国で18日、複数の警察幹部が、身動きが取れないほど泥酔した人たちを一時的に保護し、翌日その代金を請求する民営の「ドランク・タンク(泥酔者保護室)」の設置を提案した。

 アルコール問題対策を指揮するイングランド中部ノーサンプトンシャー(Northamptonshire)州警察のエイドリアン・リー(Adrian Lee)本部長はアルコールの有害性を訴える啓発キャンペーンの開始にあたり、手当てが必要なほどの泥酔者の世話に警官や医療関係者らが過度に時間を取られていると指摘。

 その上で同本部長は、警察は保護した泥酔者を民間の保護施設に連れて行き、酔いがさめるまでその施設に面倒を見させることを提案。泥酔者に対し警察は所定の罰金を科し、運営企業は費用を請求することとし、その金額を相当高額に設定すれば、酒の飲み過ぎに対する大きな抑止力になるという見方を示した。(c)AFP