米NYの刑事施設、収監者1人当たりに1600万円超の経費
このニュースをシェア
【8月26日 AFP】米ニューヨーク(New York)市で、昨年に刑事施設の収監者1人当たりにかかった経費が約16万8000ドル(約1660万円)だったことが23日、独立調査団体の報告書で明らかになった。
独立予算局(Independent Budget Office)の調査報告書によると、2012年ニューヨーク市では1日あたり平均1万2287人が刑事施設に収監されており、このうち4分の3以上は刑が未確定だった。また収監者のうち黒人が57%、ヒスパニック系が33%、白人はわずか7%で、男女比では男性が93%だった。
収監者1人当たりの経費を約16万8000ドルとした要因について、報告書は刑事施設の運営費、給料や福利厚生費などの人件費、施設建設および維持費の返済金から導き出した数字だと説明している。
なお、報告書は、ニューヨーク市の収監率が全米の傾向と同様に著しく低下している時期に発表された。
市長執務室によれば、全米では収監率が微増した過去10年間、ニューヨーク市では32%減少した。
2011年の同市の収監率は10万人当たり474人で、全米平均の650人を大きく下回った。(c)AFP
独立予算局(Independent Budget Office)の調査報告書によると、2012年ニューヨーク市では1日あたり平均1万2287人が刑事施設に収監されており、このうち4分の3以上は刑が未確定だった。また収監者のうち黒人が57%、ヒスパニック系が33%、白人はわずか7%で、男女比では男性が93%だった。
収監者1人当たりの経費を約16万8000ドルとした要因について、報告書は刑事施設の運営費、給料や福利厚生費などの人件費、施設建設および維持費の返済金から導き出した数字だと説明している。
なお、報告書は、ニューヨーク市の収監率が全米の傾向と同様に著しく低下している時期に発表された。
市長執務室によれば、全米では収監率が微増した過去10年間、ニューヨーク市では32%減少した。
2011年の同市の収監率は10万人当たり474人で、全米平均の650人を大きく下回った。(c)AFP