【8月25日 AFP】インド西部ムンバイ(Mumbai)で22日夜に取材中だった20代前半の女性カメラマンが男5人から集団レイプされた事件で、現地警察は24日夜、3人目の容疑者を逮捕した。

 警察は23日に1人目の容疑者を、24日に2人目の容疑者を逮捕していた。逮捕されていた容疑者の1人が3人目の容疑者の居場所を供述し、これが3人目の逮捕につながったという。ムンバイの警察幹部は「捜査は正しい方向に進んでおり、残りの容疑者もまもなく逮捕されるだろう」と話している。

 これに先立つ24日、容疑者の1人が裁判所に出廷し、勾留期間を延長された。この容疑者の祖母は報道陣に対し、容疑者はまだ16歳なので未成年として裁判を受けさせるべきだと述べた。警察は当初この容疑者は20代だと発表していた。このことについて警察幹部は、年齢など容疑者の詳しい情報は残りの容疑者が逮捕されてから発表すると述べた。

 被害女性はムンバイの病院で治療を受けており、病院関係者によると体の内外に負傷しているが容体は安定しているという。

 昨年12月に首都ニューデリー(New Delhi)で女子大学生がレイプされて重傷を負い、その後死亡する事件が起きた。女性にとってニューデリーよりはるかに安全だと考えられていたムンバイでは今回の事件で動揺が広がっている。ソーシャルメディアやインド議会では怒りの声が渦巻き、ムンバイをはじめ各地で抗議デモが行われた。(c)AFP/Rachel O'BRIEN