南ア「義足のランナー」ピストリウス被告の正式審理、来年3月に決定
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【8月20日 AFP】恋人を殺害した罪に問われている南アフリカの義足ランナー、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)被告(26)の正式審理が来年3月3日から20日までの日程で行われることが、19日の審理で決定した。
ピストリウス被告は今年の2月14日に首都プレトリア(Pretoria)の自宅の浴室で、恋人だったモデルのリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さんを射殺したとされている。
現在、保釈中の被告は、スティンカンプさんを侵入者だと思い込み、鍵がかけられた浴室のドアの外から銃を撃ったもので、故意の殺害ではなかったと主張。謀殺(計画的な殺人)では無罪を訴えるとみられる。
黒のスーツに薄いブルーのシャツを着用して19日の法廷に姿を見せたピストリウス被告は重苦しそうに息をして時々鼻を拭っていた。この日はスティンカンプさんの友人たちも黒い服を着て法廷に現れた。閉廷後、スティンカンプさんの友人たちの代理人は「皮肉にも、今日2013年8月19日は彼女が生きていれば30歳の誕生日を迎える日でした。お祝いの日になるはずだったのに」と語った。(c)AFP/Johannes Myburgh, Stephanie Findlay