【8月15日 AFP】内部告発サイトのウィキリークス(WikiLeaks)に膨大な米軍機密情報を漏えいしたスパイ行為の罪で有罪判決を受けた米陸軍上等兵、ブラッドリー・マニング(Bradley Manning)被告(25)は14日、機密漏えいについて謝罪するとともに、自分の行為が米国を傷つけたことを初めて認めた。

「私の行為が人々と米国を傷つけたことを申し訳なく思う」。マニング被告は、米メリーランド(Maryland)州フォートミード(Fort Meade)で開かれた軍法会議の量刑審理でこのように述べ、謝罪した。

 先月、機密である米軍の戦闘報告書と米外交公電を漏えいしたスパイ行為の罪で有罪となったマニング被告は、処罰を受ける準備はできていると発言。「前に進みたい。代償を払わなければならないことは理解している」と述べた。マニング被告には、スパイ行為とコンピューターを使った不正行為の罪により最大で禁錮90年が言い渡される可能性がある。(c)AFP/Chantal VALERY