【8月14日 AFP】チリ中部バルパライソ(Valparaiso)州のキヨタ(Quillota)にある刑務所で13日、暴動と火災が発生し、少なくとも24人が負傷した。地元刑務当局が同日、明らかにした。

 同州刑務当局のフアン・カルロス・マンリケス(Juan Carlos Manriquez)氏は、「負傷はやけどや刺し傷によるもので、幸いにも死者や重傷を負った者はいなかった」と述べた。同氏によると、乱闘を起こした受刑者らは、自分たちのマットレスに火を付けて監房の外に放り投げるなどしたとされ、また別のグループもこの混乱に乗じて施設内の別の場所で騒ぎを起こしたという。

 首都サンティアゴ(Santiago)の北方約80キロにあるこの刑務所は、約500人の受刑者を収容していた。

 同国では2010年12月、サンティアゴのサンミゲル(San Miguel)刑務所で起きた火災で81人の受刑者が死亡しており、国内の刑務所で起きた事故としては最悪のものとなった。(c)AFP