【8月9日 AFP】米南部テキサス（Texas）州で7日夜、2軒の住宅で男が発砲したうえに爆発物を投げ込み、4人が死亡、4人が負傷した。地元警察が8日、発表した。

　容疑者の男は、2軒目の住宅で身柄を拘束された。報道によると、男はぼうぜんとした状態で、自分の名前や、軍隊での階級と認識番号を口にしていたというが、警察は男の身元や、軍関係者であるかを確認していない。

　7日夜、43歳前後の娘から不審な電話があったことを心配した母親が警察に通報。警官がダラス（Dallas）の住宅に急行したところ、娘と孫娘（17）の遺体を発見。孫息子（14）と、住宅をたずねていた少女（17）も撃たれて負傷したという。

　一方、警察はダラス郊外デソト（DeSoto）の住宅にいた子どもから助けを求める通報を受け、現場に急行。射殺された2人の女性の遺体と、負傷した11歳と13歳の男児を発見した。

　地元メディアは、容疑者の男は元教師で、男性ダンス団の団員と報じている。KDFWニュースが伝えた家族の話では、ダラスの住宅で死亡した43歳の女性は容疑者の知人で、デソトの発砲現場は容疑者の元妻の住宅だったとされている。ただ、デソトの住宅で射殺された2人の女性の1人が元妻かどうかは、今のところ明らかになっていない。

　地元メディアはデソトの住宅では手りゅう弾が投げ込まれたと報じているが、警察は爆発物の種類についてはまだ確認できていないとしている。(c)AFP