【8月5日 AFP】米ニューヨーク（New York）市内で4日未明、銃を所持した少年（14）を新人警察官が射殺する事件が起きた。少年は発砲しながら他の男を追いかけていたという。

　ニューヨーク市警（New York Police Department、NYPD）の発表によると、4日午前3時ごろ、銃声を耳にした26歳と27歳の新人警察官2人が、9ミリ拳銃を手に若い男を追いかけながら発砲している少年を発見。少年に銃を捨てるよう命じたが、従わなかったため警官1人が1発撃った。弾は少年の左顎を直撃し、少年は即死したという。

　現場からは黒の半自動式拳銃が押収された。少年はブロンクス（Bronx）に住むシャーリバー・ドウズ（Shaaliver Douse）さんと判明した。

　警察官2人はともに制服姿で、いずれも実務についてから7か月未満だったという。2人は事件後、心的外傷と耳鳴りの治療のため病院に搬送された。この事件で他に負傷者は報告されていない。

　NYPDが公開した防犯カメラ映像には、黒い服の人物が白いTシャツにジーンズ姿の人物に追われている様子が映っていた。また、道路脇から回収した銃の写真には、血痕とみられる斑点が写っていた。(c)AFP