麻薬を誤飲し女性死亡、持ち主の男に有罪判決 オーストリア
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【8月2日 AFP】所持する液体麻薬を誤って飲ませ、女性を死亡させたとして、過失致死罪に問われた男の裁判で、オーストリアの首都ウィーン(Vienna)の裁判所は1日、被告の男に禁錮2年の刑を言い渡した。
4月1日未明、被告の男(36)と友人らは被害者の女性(27)とその女友達とともにウィーンにあるナイトクラブから被告の車で移動していた際、のどの乾きを訴えた女性に男が後部座席に飲み物があると伝えたところ、女性が誤って液体の麻薬を飲んでしまった。男は持っていたジュースを飲むよう勧めたつもりだったが、女性は水が入っていると勘違いして別のボトルに入っていた液体を飲み込んでしまったという。
被害者の女性が水と勘違いして飲んだ液体は、ガンマヒドロキシ酪酸(GHB)、俗称「液体エクスタシー」と呼ばれる麻薬で、クラブなどで広く出回っている。いわゆるデートレイプ・ドラッグだ。
異変に気付いた女性は、飲み込んだ薬を吐き出そうとしたが、そのまま意識を失った。友人らは女性の意識を取り戻そうしたがうまくくいかず、そのまま女性の家へと向かい、約10分後に女性が何の反応も示さなくなったことから、被告の男と友人らはようやく救急車を呼んだ。しかし女性は、5日後に搬送先の病院で死亡した。
女性の死について担当した裁判官は、「悲劇的な事故」と述べ、被告が非常に危険な液体を車中に放置していた責任について言及した。被告の男も罪を認めている。(c)AFP
4月1日未明、被告の男(36)と友人らは被害者の女性(27)とその女友達とともにウィーンにあるナイトクラブから被告の車で移動していた際、のどの乾きを訴えた女性に男が後部座席に飲み物があると伝えたところ、女性が誤って液体の麻薬を飲んでしまった。男は持っていたジュースを飲むよう勧めたつもりだったが、女性は水が入っていると勘違いして別のボトルに入っていた液体を飲み込んでしまったという。
被害者の女性が水と勘違いして飲んだ液体は、ガンマヒドロキシ酪酸(GHB)、俗称「液体エクスタシー」と呼ばれる麻薬で、クラブなどで広く出回っている。いわゆるデートレイプ・ドラッグだ。
異変に気付いた女性は、飲み込んだ薬を吐き出そうとしたが、そのまま意識を失った。友人らは女性の意識を取り戻そうしたがうまくくいかず、そのまま女性の家へと向かい、約10分後に女性が何の反応も示さなくなったことから、被告の男と友人らはようやく救急車を呼んだ。しかし女性は、5日後に搬送先の病院で死亡した。
女性の死について担当した裁判官は、「悲劇的な事故」と述べ、被告が非常に危険な液体を車中に放置していた責任について言及した。被告の男も罪を認めている。(c)AFP