仏カンヌの宝石強盗、被害額を約134億円に訂正 世界最大規模
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【7月30日 AFP】フランス・カンヌ(Cannes)の高級ホテルで28日、武装した男が大胆にも単身で強奪した宝石の被害総額は1億300万ユーロ(約134億円)相当に上ると、検察当局が29日明らかにした。宝石強盗としては世界最大規模の被害額となった。
当局は当初被害額を4000万ユーロ(約52億円)と推定していたが、事件が起きた展示会の出品物の照合確認を行ったところ、実際の被害額はそれより大幅に大きかったことが判明したという。
今回の被害額は、2003年にベルギーで発生し約1億ユーロ(約130億円)相当の被害を出した世界最大とみられる宝石強盗事件とほぼ同じ規模となった。またフランス国内だけで見ると、2008年にパリ(Paris)の展示会から3人組の強盗がほぼ全ての展示品を奪い去り、8500万ユーロ(約110億円)の被害額を記録した事件を上回り、今回の事件が同国史上最悪となった。(c)AFP/Celine Agniel