【7月29日 AFP】27日の中国国営メディアによると、首都北京(Beijing)で前週、駐車場所をめぐる口論に絡んで40代の男に道路に投げ付けられ、重体となっていた2歳の女児が死亡した。事件が起きたのは23日で、女児は2日後の25日、治療を受けていた病院で亡くなったという。

 目撃者の話によると、男はバス停に車を横付けしようとしていたが、ベビーカーの子どもの面倒をみていた女性がその場から動こうとしなかったため、車から降りてきた男が女性を殴り、さらにベビーカーから女児を取り上げ、地面に投げつけた。女児は一言も発さず、泣き声も出さなかったという。その後、もう1人の男が車から出てきて女性を再び殴った後、2人は車で立ち去った。

 中国紙・法制日報(Legal Daily)などによると、警察は強盗の前科があり、今年出所したばかりの男を1人目の男として特定し、殺人の容疑ですでに拘束している。男は殺人で有罪となった場合、死刑の可能性がある。

 また新華社(Xinhua)通信によると、同じく前科があるもう1人の男は警察に自首したという。(c)AFP