路上に叩き付けられた2歳児が重体、駐車めぐる腹いせで 中国
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【7月25日 AFP】(一部更新)中国国営メディアによると、首都北京(Beijing)で23日、バス停に駐車しようとした男が、自分の車の前で乳母車を押していた女性に腹を立て、女性の2歳になる子どもを路上に叩き付ける事件が起きた。女児は重体となっている。
京華時報(Beijing Times)が目撃者の話として伝えたところによると、北京市内で男2人が乗った車がバス停脇に駐車しようとしたところ、車の前に子ども連れの女性がいた。女性は乳母車の中の女児の面倒をみていたため、その場から動こうとしなかった。
すると40代とみられる男が車を降り、いきなり女性を殴りつけた後、乳母車の中にいた女児を取り上げ、路上に叩き付けた。事件を目撃した屋台業者によると、路上に投げ付けられた女児は一言も発さず、泣き声も上げなかったという。さらに同じ車から出てきた別の男も女性を殴りつけ、その後、2人は車で走り去った。
AFPが搬送先の病院に取材したところ、病院側は「女児は現在治療を受けている」と回答した。また、中国紙・法制日報(Legal Daily)は、女児は一時呼吸が止まり、現在は人工呼吸器を使用していると報じている。
警察は女児を路上に投げ付けた男の身元を特定し、24日、温泉にいた男の身柄を拘束した。男は窃盗罪の前科があり今年、出所したばかりだった。(c)AFP