トラに襲われ木の上に逃げた5人、4日ぶりに救出 インドネシア
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【7月9日 AFP】インドネシアのスマトラ島北部のグヌンレウセル国立公園(Mount Leuser National Park)で、スマトラトラに追われて木の上に逃れ、4日間にわたり身動きがとれなくなっていたインドネシア人男性5人が8日、救出された。野生動物の専門家らがトラを追い払うことに成功したという。警察が発表した。
5人は森でトラたちに襲われ、仲間の男性1人が死亡したため、4日から木の上に逃れていた。6人は希少な香木を求めてこの森に入ったが、食料にするレイヨウやシカを捕らえるために仕掛けたわなにトラの子どもが誤ってかかり死んでしまったため、怒ったトラたちに襲われた。
警官や兵士など30人から成る救援隊が7日、森の奥深くにある現場に到着したが、木の周りにはまだトラたちが徘徊(はいかい)していたので近づくことができず、地元の調教師3人を呼ぶことにしたという。
地元警察署の署長はAFPに「調教師らがトラに近づき、まじないを唱えている間、救助隊は後ろに下がって見ていた。トラたちはそのうちに去って行った」と語った。5人は雨水を飲んで生き延びたが、救助隊が到着した時には脱水症状がみられ、空腹で弱っていたという。(c)AFP
5人は森でトラたちに襲われ、仲間の男性1人が死亡したため、4日から木の上に逃れていた。6人は希少な香木を求めてこの森に入ったが、食料にするレイヨウやシカを捕らえるために仕掛けたわなにトラの子どもが誤ってかかり死んでしまったため、怒ったトラたちに襲われた。
警官や兵士など30人から成る救援隊が7日、森の奥深くにある現場に到着したが、木の周りにはまだトラたちが徘徊(はいかい)していたので近づくことができず、地元の調教師3人を呼ぶことにしたという。
地元警察署の署長はAFPに「調教師らがトラに近づき、まじないを唱えている間、救助隊は後ろに下がって見ていた。トラたちはそのうちに去って行った」と語った。5人は雨水を飲んで生き延びたが、救助隊が到着した時には脱水症状がみられ、空腹で弱っていたという。(c)AFP