【6月28日 AFP】今年4月の米ボストン・マラソン(Boston Marathon)の会場で2個の爆弾が連続で爆発し、3人が死亡、260人以上が負傷した事件で、米連邦大陪審は27日、爆発物による殺人と傷害など30の罪でジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)容疑者(19)を起訴した。連邦検察当局によると、このうち17の罪で死刑が科される可能性がある。

 ツァルナエフ被告はこれまで数週間にわたり、刑務所病院の病床で取り調べを受けてきた。検察当局によると、ボストン(Boston)連邦地裁で7月10日、同被告の罪状認否が行われることになっている。

 同被告と兄のタメルラン・ツァルナエフ(Tamerlan Tsarnaev)容疑者(26)は、4月15日に開催中だったボストン・マラソンのゴール付近に爆弾を仕掛けたとされている他、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of TechnologyMIT)で警官を殺害したとされている。タメルラン容疑者は爆破事件の4日後、警察との銃撃戦で死亡した。(c)AFP