【5月20日 AFP】イタリア・サルデーニャ(Sardinia)島のモーレス(Mores)村で、夜遊び好きの郵便配達員(50)が、朝の配達が面倒だという理由で計400キログラムもの郵便物を自宅の車庫にため込んでいたことが発覚した。

 地元警察官がAFPの取材に明らかにしたところによると、人口2000人ほどのモーレス村では数年前から、重要書類などの郵便物が届かないとの苦情が住民から相次いでいた。警察がこの配達員の男の自宅を訪れてみたところ、車庫に未配達の郵便物が大量にあるのを発見したという。

 郵便物は宛先別に区分けされていたという。中には4年前に投かんされた手紙もあった。郵便物窃盗罪は最大で禁錮3年の刑に相当する。

 地元のホテル経営者は配達員の男について「いいやつに見えたが、よく夜ふかしして大酒を飲んでいた。それで怠け癖がついたのかもしれない」と語った。一方、地元美容師は「ただ仕事したくなかっただけでしょう」と切り捨てた。(c)AFP